読者相談⑤~ついていくべきオトコとそうでないオトコの見分け方?~




[あとで読む]



メールくれた方は、ヘッジのために、コメント欄に『相談メール送りましたっ!!』ってしてくれると有り難い^^;



さて、ヒトを見る上での基準は皆さん色々とあると思う。



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・根が真面目か否か
・家族構成
・顔や体型の良し悪し
・服装のセンス
・トークの上手い下手
・空気が読めるかどうか
・ちょっとした特技や高い専門性があるかどうか
・育ちの良し悪し(裕福か否かではなく、親の躾がしっかりとしているか否か)
・向上心があるか否か
・自分と気が合うか否か
・味覚が合うか否か
・卑しいか否か


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といった具合にね。


計算高い云々のしょーもないレベルの話じゃなくてさ、こういうのってオトナとして当たり前でしょ


ただ、誤解を恐れずにいえば、少なくとも僕にとっては、上述したことっていうのは実はあんまり大したことじゃない。


だって、自分と違うタイプのヒトとお付き合いしたほうが面白いから。


でもね、そんな僕でも、それがプライベートな面でだろうと、仕事の面でだろうと、そのヒトと深く付き合うことを前提とした場合に、ヒトを見る絶対的基準は1つある。

それは、自分が窮地に立たされたときにさっさと逃げるヒトかしっかりと向き合うヒトか』というもの。


前者はね、経験上駄目だね。


それが男女の別れ方であろうと仕事面であろうと一緒。


そういうヒトはね、もう染み付いちゃっているんだ、心の奥底に。

そういうヒトとは上辺だけの付き合いまったく付き合わないかの2拓しかないや、あ、これは僕の話。


今日の相談者の方はね、良いヒトだ。

文章の端々ににじみ出てるよね。

なんか、真剣で、一生懸命。

こういうヒトはね、僕は幸せになる権利と義務があると思う。

僕は自分のBlogの相談者の方々が、自分達が望む幸せを手にすることを望んでやまない。



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葉隠様

新緑まぶしく暑い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

こんにちは。初めてメールさせていただきます、○○在住2○歳OLをしております○○と申します。

いつも葉隠様のblogを拝見させていただいております。鋭く独自の視点でつづられる文章を拝読させていただくたび、素敵な女性とはどういうことか、うわべだけでない人としての魅力を身につけたいと学ばせていただいております。

突然メールをお送りしましたのは、私の個人的な悩みを葉隠様に聞いていただけたらと思ったからです

お忙しいとは思いますが、ご一読いただければ大変うれしいです。

私の悩みというのは、現在お付きあいさせていただいている彼のことです。
彼は自営業です。

小さな会社ではありますが、26歳で独立し、今年で8年目を迎えます。
先週、彼から折入って話したいことがあると言われ会いに行ったのですが

『会社がたち行かなくなった。今月でしめようと思う。ただ、銀行からの借入や業者さんへの支払で7000万円ほど借金ができてしまう。返済も考えたが、返す目処がたちそうにない。自己破産しようと思う。』

とのことでした。

あまりに突然のことでしたので、びっくりしておりますと、

『でも、君のことは好きだし、できるなら今すぐにでも結婚したい。ただ、将来が見えない自分についてきてくれるだろうか?今の自分の状態では、君のご両親の了承も得られないだろうが…』

私たちは、まだ付き合って3ヶ月ほどですが、彼はたびたび結婚したいということは言っていました。

私も意識はしていたのですが、まさかこんなタイミングとは思わず…
落ち込んでいる彼を見ていると、いたたまれず、

『大丈夫だよ。大変だと思うけれど、私はそばにいるから。』

とお伝えするのが精一杯でした。

それから、おとといになって、
以前彼が働いていた会社の社長で、自分の人生の師匠だという方の別荘にお伺いしました。そして、その方の前で

『僕にとって、この人のために頑張ろうと初めて思えた人です。』

と紹介され、帰り道にはティファニーのネックレスをプレゼントされました。

『すぐには結婚できないけれど、一緒にいてほしい』

私はありがとうとだけ言い、受け取ってしまいましたが、今思えばプロポーズだったようで…今の自宅を引き払って二人でどこに引っ越そうか等、彼は同棲をする気満々の様子なのです。

私はそんな彼を見て、ひたすら不安なのです。

経済的な心配はもちろんありますが、それ以上に今の状況を甘く考えすぎではないのか、そんな彼についていって大丈夫なのだろうかという不安です。

二人で生活すれば経済的に楽になるから同棲する、お金がないのにプレゼントを買う…

現実を見ていないし、こうなったことへの反省がないように感じます。

たしかに億単位で借金をしたり、自己破産をしたりしても、再起をはかって成功をつかんでいる方もたくさんみえると聞きます

ただ、それは死にもの狂いで働いて結果を出したからでしょう?

彼にはその気迫が感じられないのです。

彼は以前から、自分が身につけた技術を若い世代に伝える教育的な分野をやりたい等、夢を語っていました。

男性の方が語る夢は、本当に夢物語ということもありますが、土日も関係なく仕事を頑張る彼を見て、私も頑張ろう、彼を応援しようと思っていたので今回のことで、かなりガッカリしてしまいました。

会社を経営したこともない私がこんなことを言うこと自体、おこがましいのかもしれません。

でも、どうしても彼についていくとは言い切れないでいます。
彼のことは好きですが、私がそばにいることで気が緩んで、志を低くしてしまうのではないかと心配です。

そもそも、そこまで熱意をもっている人ではなく、計画性がなく行き当たりばったりな人なのかも…とも思ってしまいます。

こんな気持ちで彼を支えるなんて無理なのではないかと悩んでいます。

会社を経営されている葉隠様から見て、経営者として、男性として、彼をどのようにお思いになるでしょうか?

拙い文章で上手く状況をお伝えできていないかと思いますが、ここまでお読みいただきありがとうございます。

今後とも葉隠様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
お仕事でお忙しくされていると思いますが、お体ご自愛くださいね。


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~以下は僕の返信内容~



○○さま


初めまして、葉隠です。

返信が遅くなり、大変失礼しました。


そうですか、中々シビアな環境に身を置かれているのですね。

突然の彼からのそのような告白、○○さんの良心の呵責や戸惑いなどでとても大変だと思います。

○○さんがとられた対応はそのときのBestだったのではないでしょうか


結論から申し上げますと、


その彼とは綺麗さっぱり別れて(もしくはキープしながらも)、別に恋人探しをすることをお勧めします。同棲なんてもっての他。


となります。

あくまで今回の一件は○○さんからしか事情を聞けておらず、彼の職業もわかりませんので、断定的にお話しにくいのですが、その中でも僕が気になったのは以下の点です。



>小さな会社ではありますが、26歳で独立し、今年で8年目を迎えます。
>先週、彼から折入って話したいことがあると言われ会いに行ったのですが
>『会社がたち行かなくなった。今月でしめようと思う。ただ、銀行からの借入や業者さんへ>の支払で7000万円ほど借金ができてしまう。返済も>考えたが、返す目処がたちそうにな
>い。自己破産しようと思う。』



会社の規模関係なく、8年間も会社を経営されてきたのは立派だと思います。
借金の額からしても、それ相応の売り上げが想像できます。

ただ、7000万円の借金で返す目処がないので即?(これはその後の彼の言動行動から推察)自己破産という思考はいささか甘いのでは?と思うのです。


そして、もしその男性が経営されている会社の年商が4〜5億以上で無いならば、諦め&引き際が悪いという見方もできます(これがまた当事者になるとすごく難しいんですけどね)。


確かに普通の方がそこまでの借金を背負うのは相当キツいと思いますし、背景ではやんごとなき事情もあったのかもしれません。


そのため日本国としては救済措置として、自己破産』という選択を保証してます。

しかし、この自己破産は借金が帳消しになって一見良いようですが、世の中そんなに甘くはありません。今後ローンも組めなくなり、カードも作れなくなります。就職も制限されます。つまり、命はとられなくとも、ある意味社会的に抹殺されるのです。社会的信用がゼロになるということはそういうことなのです。





自己破産して本人がせいせいしていたとしても、お金を貸していた側からすれば、当初予定していたお金が全く戻ってこずにある日突然踏み倒されただけです。通常であれば、彼らは借金がチャラになる自己破産は絶対に債務者にさせません。少しずつでも良いので返済させるのです。


それが自己破産ということは、お取引のあった業者さんももしかしたら、その踏み倒された金額にもよりますが、数百万~数千万の損失を被っているのではないでしょうか

相手が大企業ならともかく、中小企業の毎月のキャッシュフローの中で数百万~数千万は致命傷です。


もしかしたら、その会社の経営者一家も破産しているかもしれません。


一般的に株式会社は出資額以上の責任は追及されないとはいえ、もしその彼が○○さんの仰った通りの彼なら、少し、責任感が欠如しているように思えます。

もし、彼が今までお世話になった取引先や銀行には迷惑を掛けられないからと、一生懸命借金を返すために頑張ろうとしていたのなら、その彼についていく価値はまだ、あったのかもしれません。

7000万円という金額に負けない胆力の持ち主なら今後人生のどこかで必ず再起をかけるはずで、今回の失敗を糧に、今度こそ成功する可能性だからです。


ただ、その彼はそうではなかった。



>経済的な心配はもちろんありますが、それ以上に今の状況を甘く考えすぎではないのか、>そんな彼についていって大丈夫なのだろうかという不安です。
>二人で生活すれば経済的に楽になるから同棲する、お金がないのにプレゼントを買う…
>現実を見ていないし、こうなったことへの反省がないように感じます。
>たしかに億単位で借金をしたり、自己破産をしたりしても、再起をはかって成功をつかんで>いる方もたくさんみえると聞きます
>ただ、それは死にもの狂いで働いて結果を出したからでしょう。
>彼にはその気迫が感じられないのです。


一般的に女性の直感は正しいことが多いです。


仕事においてもデキるオトコはまず先方の奥さんに好印象を持ってもらうことを強く意識してお土産などを選んでいる。


そして、今回の相談メールの文章から察するに、○○さんはかなり聡明な方なので余計にその確率は高いことでしょう。


そんな貴方だからあえて申し上げます。


僕は日頃から、困っているヒトこそ男女問わず大切に、皆が見放すときにこそヒトを見限るらないほうが良いとお話していますが、それはあくまでそんな中でもプラス思考で責任感のある男性というのが大前提ですので、どうか僕のBlogを間違って解釈しないでください。


キツい言い方をするなら、意味も無く楽観的で無責任な男性には、僕の主張は当てはまりません。


事業で失敗したのは仕方がないにしても、良識のあるオトナなら、少なくとも大切なヒトを巻き込むようなことを自分からしないでしょう。


世の中は非常に狭いです。
この世の中は上に上がれば上がるほどそうです。
まさに三角形の形そのものです。
そのため、仮に失敗したとしても、しぶとく再起を図る人間は、自分の信用問題のために、まず、自己破産はしないものです。

その選択肢はもがいてもがいて、どうしようもない状況に追い込まれる最後の最後までとっておきます。

その状況に追い込まれても、愛する家族や取引先へのお詫びのために、自分の生命保険で払おうとする、払ってきた経営者は何千人~何万人もいます。

僕の友人の父親がそうでした。
自分の命を絶つことにより支払われる生命保険で取引先への弁済と友人の学費をカバーしていました。

友人は、当初は自分を残して自殺した父を選んだときもあったけど、今はそんな父を誰よりも尊敬していると30歳を過ぎて初めてのお酒の席で泣きながら告白しました。


これは決して、本人にそこまでの選択を強要しているわけではありません。

ただ、そういう選択を自分の意思で選んできた(もしくはその覚悟のある)経営者は意外に多くいるということを知ってほしかっただけです。

見事窮地から這い上がってきた経営者にはこういう方が多いという事実を知ってほしかっただけです。


正直、自己破産の状況にまで追い込まれながらも、債権者達に甚大な迷惑を掛けておきながらも、身近な人間に鬼気迫る迫力すら感じさせられないオトコは厳しいです。

本当に覚悟のある、腹をくくった人間には、本人が隠そうとしても隠し切れない迫力が臭い立つかのようにでるものです。



一番身近にいた貴方がそれを感じない、、、、。


ならば、同棲なんてもってのほかだと思います。

嫌な見方をすれば、おそらくその目的もお金を浮かして相談者さんといつでも気軽にS○xしたいからでしょう。もしかしたら、自己破産した場合、簡単に良い家を借りられなくなる可能性もあるので、相談者さん名義にしようという目論見もあるかもしれません。


相談者さんのようなしっかりとした冷静な視点をお持ちの方は稼ぎの良いオトコや経営者の結婚相手にとても人気があります。


そして今現在20代後半とのこと。


どうか、一生に一度しかない、今というこの時期に、支える相手を間違えて、大切な大切な○○さんの時間を浪費しないことを切に願うばかりです。


どんどん色々な男性との出逢いのチャンスを増やされ、幸せになってください。

相談者さんが彼から離れたとしても、それは決してひどいことではありません。

愛に時間は関係ないという言葉もありますが、僕はまだ付き合って三ヶ月で良かったと思います。

今の彼をとことん、とことん、自分の命さえ惜しくないほど愛しているとは思えないのなら、綺麗に別れることをお勧めします。


貴方のような方には幸せになる義務と権利があります。


返信が遅くなり、本当に失礼致しました。


葉隠純

P.S.彼と関係を続けながら別に婚活をするか別れて次に進まれるかは自由ですが、別れるときにはティファニーのネックレスは返して、彼が会社経営を失敗したから云々という本当の別れの理由は決して言わずに、綺麗にフェードアウトすることをお勧めします。決して相手を馬鹿にしたり、なじったりして、余計な恨みを買わないようにということだけは心に留めておいて下さい。


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