自分の価値は何で決まるか?

[あとで読む]


~一生懸命生きている多くの悩める人達へ~


自分って何?

ちょうど自我というものを強く意識し出す思春期、自分とは何か?という問いに悩む人が多いよね。

自分探しっていうワードに代表されるように悩み多き多感な世代。


僕の70歳以上の友人達やメンターがよく云っているように、人生というのはトータルでは±0になるようにちゃんとうまく出来ている。それでも最後に自分の手元にプラスのカードがくるか、マイナスのカードがくるかで、それまでの自分の人生に対する感じ方が大きく変わるから、大切なのは最後に自分の手元にプラスのカードがくるように、日頃から他人様に迷惑掛けずに、正々堂々一生懸命生きていくことだと。



自分が思う自分と他人が思う自分のミスギャップに悩んだ経験は誰しもあるはずで、社会人になってから未だに悩んでいる人も沢山いるよね。


思春期にしっかりと悩んでおかないと後々もっとひどく悩むことになる。ある意味はしかやおたふく風邪と一緒だね。

この5年くらいで、なんだかそういう人が随分増えたように思う。転職理由の70%が今の職場の人間関係っていう統計によく表れている。



そもそも自分とは自分が知る自分と他人が知る自分で構成されているんだ。

その比率は50対50というところ。

つまり、自分が知る自分と他人が知る自分をぐちゃぐちゃにして混ぜたモノが本当の自分というわけ。散々悩んできたからこそ辿り着ける境地なんだけど、何でみんな自分のことをわかってくれないんだっ!!って悩むのは、実はあんまり意味が無いことなんだ。


じゃあ自分の価値はどうやって決まるの?


一番判り易いのは転職活動してみることだよね。そのとき自分に届くオファーをみれば自分の市場価値が即わかる。

でもこれってさ、箇条書きにしたこれまでの自分の価値なんだよね。

学歴・キャリア、、、これで大半のことが決まる場所というのはかなり多い。

年齢が若ければ若いほど経験値がない分それで判断されるのはしょうがない。
若い時期に周囲より頑張った人がその後優遇されるのは自然なこと。

じゃあそんな箇条書きの自分の価値に貴方がどうしても納得がいかない場合、それでも貴方は一生そこに甘んじなければいけないのだろうか?


答えはノー。

もし本当に貴方が強く望むのなら、これまでの箇条書きの自分では決まらない場所に自分でいけばいい。泳ぐことが苦手なのにあえて泳ぎを覚えようとする必要はないよ。山登りが好き(得意)ならそっちにいけばいいじゃない?音楽を演奏するよりダンスが好きならそうすればいい。

いつだって僕らを縛るものは一見自分の外側にあるようだけど、その大半は内側にあるんだ。自分で自分の心や行動を気づかないうちに縛ってる。

自分自身がオープンマインドでさえいれば、いくらでもそういう場所はあるし、もし貴方が自分の想いを行動にうつしたその暁には、そうやって働いている人が世の中に如何に沢山いるかに気づくと思う。

ただ、勿論貴方がその選択をしたときに楽しいことばかりではないはずだ。いつも笑顔でウキウキしているわけにはいかないだろう。

でもそのとき貴方はさらに気づくはず。

自分が本当に選択したことに伴う問題は、それも含めて自分の選択なんだといことに。そして本当に自分が望んだことに伴う問題というのは、それも全部ひっくるめて喜びなんだということに。

味付けに砂糖しか使っていない料理なんて退屈なだけだ。


だから僕は断言するよ。

自分というのは自分が知る自分他人が知る自分をぐちゃぐちゃに混ぜ合わせたもの。

でも、自分の本当の価値というのは、自分自身で自由に設定できるものだということを。

人生は一度きり。

人生は一炊の夢。

恥なんか一時のもの。あなたがかいた恥を5~10年後に覚えている人なんていやしない。

恥、どんどんかいたらいいじゃない。そんな貴方を笑う人は自分で何もやってきたことがない人。人に誇れる何かを達成して、成功してきた人は誰よりも恥をかいてきているから、そんな貴方を決して笑わない。何かも達成してきた人とそうでない人、貴方ならどっちに笑われる道を選ぶ?

自分の中にあるものをいつかいつかと期待だけして死ぬまで抱え込まず、どんどん具現化して行動に移していこう。それが例え期待通りの結果を生まなくとも、また次にいけばいいだけの話。がらくたを宝物と勘違いしたまま取り返しのつかない年齢まで年をとらずによかったじゃない。

僕達の人生は、僕達一人一人が主演・脚本家の長い長い舞台のようなもの。多くの人が気づいていないだけで、主演・脚本家次第でつまらなくなったり面白くなったりと、その舞台はいかようにも変わるんだ。結末は誰にもわからない。

人生はときにとても残酷だけれど、それでも人生は驚きと輝きに満ち溢れている。

僕はこれまでそう思って動いてきたし、これからもそう思って生きていく。

どうして?

それが間違いじゃないって、もう僕自身が知ってしまっているから。


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